2021年4月11日（日）
一生忘れられない日がまた増えました。本当にしあわせな1日だった。
11日が終わったあと、わたしが見る世界はどうなるんだろうと思っていたけれど、思っていたよりもずっと元気で前向きで。でも、その中でふとさみしい、とはまた違った切なさ？…うーん、なんて言ったら良いのか言葉が見つからない。
けど、もっと茫然自失になって何も手につかないんじゃないかと思っていたのが、そうではなくてずっとしあわせで晴れやかな気持ちが大きかった。
望海さんに出逢い落ちたのは、「太王四神記」新人公演を映像で観て、〝チュシンの星のもとに〟を歌い上げたとき。
私はあの時の頭から雷が落ちたような感覚を今でも忘れない。
そのあとすぐに、「愛と革命の詩/Mr.Swimg!」の東京公演が上演され、懐の大きくて愛妻家ででも先進的な考えを持っているパンジュ侯爵と、ショーで色気と熱気とウインクを飛ばしまくり劇場中を釣るぞ！とギラギラした、楽しそうな望海さんの虜になりました。
あの頃はまだ、会に入るという勇気もなく、ギャラリーをし専門学校帰りに当日券を求めた。
そこからもう7年半。
わたしは本当にたくさんの幸せを望海さんにいただき、楽しくて眩しい日々だった。
はじめて入出待ちは目を合わせてお手紙を渡すことに硬直して手が震えたこと。
はじめてのお茶会で望海さんが本当に嬉しそうにしていて、歌が上手くいかなかったと悔しさを滲ませてもう一度歌ったこと。
花組生最後のお茶会でのこと。（わたしはこの公演とても運が良く、入出やお茶会の抽選が当たりまくったことも思い出の一つ）
ブリドリnextのイベントでまあやちゃんとHomeを歌ったこと。
はじめて雪組生として舞台を踏んだタカスペ 。
「ルパン三世」の初日で新たな望海さんが見れたこと。（ついでに私は雪で夜行バスが止まり帰れなくなったこと）
アルカポネ公演中、すっかり梅田に詳しくなったこと。
芳雄さんのディズニーコンサートの舞台に立ったときのこと。
「星逢一夜」初日公演で2番手羽根を背負って降りてきたときのこと。
4年前の中日公演ではじめて自分の誕生日に観劇をし、盛大なウインクをくれたときのこと。
プレお披露目で登場した瞬間と最後に羽根を背負ってきたときに号泣したこと。
夢を叶えた「ファントム」の舞台を見たときのこと。
自粛明けに望海さんの姿を見たときのこと。
退団公演の初日を終えて、ホッとした姿を見たときのこと。
「人生は幸せだったー！！！」と全開の笑顔で伝えてくれたこと。
観劇の合間に仕事をした３月と４月。
電車の中や幕間、公演が終わり暗闇の中でお手紙を書いた日々。
毎公演飽きずのパレードで最後大羽根を背負った姿に号泣していたこと。
どれもわたしの中で今も鮮明にきらきらと息付く思い出たち。
自分の贔屓が夢を叶えていく姿を見れるだけでもしあわせなのに、それも唯一無二の相手役さんを迎えて最後にあんな姿を見られるなんて、わたしはなんて恵まれていたのだろう。
本当に、望海さんのファンになったことはわたしの人生における最大の功績だと思っている。
大きく広く頼もしい背中。
細くて大きくて最高に綺麗な手。
神様が丁寧に丁寧に作った彫刻のようなお顔。
表情豊かな…いや、豊かすぎる（笑）ところ。
身体全体を使って感情表現をするお芝居。
重心が低くて、ひとつひとつの振りを止める男役として最高のダンス。
指先まで神経が行き届く美しすぎる黒燕尾。
劇場が割れるんじゃないかというほど、響き渡って身体中に染み渡る、まさに耳が喜ぶ歌声。
時には音が鳴るように、時にはさりげなく、時には逃さないと言わんばかりのウインク。
隙あらば入れる、血がたぎるような掛け声。
コメディータッチなところでは間の取り方が最高なところ。
組子想いなところが詰まった、組子を見つめるあたたかな眼差し。
まあやちゃんに向けるあたたかな眼差し、やさしい手。
毎日きっちりアドリブを考えてくれる真面目さ。
必ず有言実行をして、夢を叶えてくれる強い心。
多方面に対して配慮を欠かさないところ。
本当に本当に本当にファン想いなところ。
誰よりも宝塚を愛し、宝塚のファンであるところ。
応援していた7年半、ずっとずっと夢のようで出来ることならさめないでいて欲しかった。
でも、いつか終わると分かっていたからこそ全力で楽しく応援できたんだと今になっては思う。
望海さんにたくさんの幸せと愛と夢をいただきました。
ただただ大好きです！！！！
本当に本当にありがとうございました。
