Chouette Ange

観劇記と好きなひとたちについて

夢を見せてくれる人たち ~宝塚・男役×男役編~

 

 

 

シリーズ化っぽいものが悉く一番最初で終わっているので、まずはこちらを。飽き性というのが出てしまっていますね…(笑)

こちらの男役×男役編も偏りが出るかと思いますが、なんせ自分の好みを語る自己満(笑)ですのでそのへんはどうぞよしなに。
OG現役、ごちゃまぜになります。
※以下、タイトル敬称略です。


早霧せいな × 望海風斗

 

相対的に見てパッと思いつくのはこの2人。
このふたりは、本当にお互いプロフェッショナルでベタベタしすぎるのでもなくいい距離感で尊重しあっていて、”良い仕事が出来ているんだな”・”良い信頼関係が築けているんだな”というのが舞台からもオフからも伝わってきて、そんな舞台を見れているこちらも充実していました。
毎回、本当に良いものを見せてくれていました。
このふたりは本当に多くの立ち回りをしていましたが、これも信頼関係の成せる業だったと思います。

望海さんのファン目線になりますが、望海さんにとって、ちぎさんとの出会い・そして一緒に舞台を作った約3年は計り知れない財産になったと思っています。
男役として、舞台人として、色んな凝り固まっていた部分を溶かして下さって、ぐっと舞台もオフも肩の力が抜けて表現の幅も深みも広がったなと。そんな望海さんを見れてわたしもうれしかったです。
そして、ちぎさんは凄く凄く望海さんに対して、信頼と感謝と配慮を寄せてくださっていて、それを言葉にも態度にも示してくれていました。*1
望海さんとご自身を比較して『自分が2番手のときももっとトップさん(壮さん)の力になれれば良かった』とも良く言っていました…。*2

舞台ではどの役柄の関係も好きでしたが、一番はやはり星逢一夜の晴興と源太、ですかね。一言でいうと、”エモい”、です(笑)
もっとふたりの純粋な親友の場面が見たかった…。

ルパンとカリオストロも好きでしたね。あのアドリブでちょっとずつ距離も縮まり、そして望海さんの鎧も剥がれていったと思うので。
ショーだとラ・エスメラルダのフィナーレの”悲しき願い”の同志のようなバチバチ感が好きでした。ちぎさんが”エメラルド=だいもん”で『だいもんを手に入れた!』と言っていたのも中々…*3
あとはDramatic "S"!の絆の場面。毎回ふたりがわちゃわちゃしてるのを見るのが楽しみだったなあ。

振り返ると本当に宝物のような3年間でした。
…ちょっと1組目から飛ばしすぎた感(笑)

 

水夏希 × 彩吹真央

 

ここも王道でしょうか?(笑)
初めて”コンビ萌”を体験したふたり。
今でも仲良しでお互いの舞台を見に行ったり、一緒に観劇に行ったりしていて、実際にこの二人が引っ張った雪組はあまり見れませんでしたが、すてきな舞台を作った充実した3年間だったんだろうなあというのが伺えます。
熟年夫婦のような(笑)信頼関係だなあと思います。
一番好きなのはロシアンブルーの執事とご主人様(笑)+大月さゆちゃん(ゆみこさんの妹役)の3人のコンビ、最高でした。
この二人が一番最初に好きになったトップ・二番手コンビなので、その後の基準が高くなってしまった感ある…。

 

③ 柚香光 × 水美舞斗

 

みんな大好き、れいまいコンビ。
遂に次の全国ツアーではふたりのコンビで回りますね…是非とも行きたい!*4新公学年から見ていたふたりですので、ついにここまで来たのかと感慨深いです。

なんだろうな、この二人は芸風は違うけれど、中に秘めている熱いものの方向性は一緒なんだろうなと思うんです。
中学生男子のように(笑)、仲良しでそんな二人がたまたま同期で組も一緒なんて奇跡のようだなあと。
今後、どんなふうになるかはわかりませんが、後悔のないように見ていかなければと。

今までいろいろと舞台でも絡んできたふたりですが、私が一番好きなのはオーシャンズ11のモロイ兄弟です。本当にチップ&デールみたいだったなあ。ぴったりでした。

 

 

 

…ここまで書いてきて気づいたのですが、私は本当に男役×男役に食指が動かないようで、、
いやもちろん好きなコンビはたくさんあるんですけれど、語るに至らないというか。
あと語れるのが望海風斗×○○ばかりになってしまうので(笑)、最後番外編でいくつか。


≪番外編≫

 

・望海風斗 × 明日海りお

花組時代、この二人がそろった舞台をほぼ見れて本当にわたしはラッキーだったなと思います。
予科時代の同室だったふたりが、10年以上の時を経てみりおくんが組替えしてきて、同期がふたりだけだったというのも…。そして、いま二人ともトップになっている。
まさしくこの感情がエモい、というやつでしょうか(笑)最後にエリザでトートとルキーニとして舞台に立っていたのも本当にすごいことでした。

望海さんにとっても明日海さんにとっても、お互いがお互いを特別な存在だと思っているんだろうなあと今でも思います。
たぶん、お互いがお互いをうらやましく思ったりすることもあったと思うんだけど、それ以上にリスペクトをしていて、認め合っているのがもう…エモい、です。

個人的にこの花組に通っていた時代は同期のみりおファンと通っていたので、青春のひとつだったなあと思います。きらきら輝いていた。


・望海風斗 × 鳳真由

この二人が公…というか公式?となったのは、太王四神記の新人公演のとき…かな?
私自身、映像ですがこの新公で望海さんに落ちたクチなのでとても思い出深いです。
Pちゃんは花組時代の望海さんを語るに欠かせない方。
望海さんの新人公演の初主演、そしてバウ初主演のVictorian Jazzの2番手を務めてくれたPちゃん。
ブリドリNextの助手を務めてくれたPちゃん。
舞台上でも相性が良く、オフでも望海さんが素を出せる相手でその関係性を見るのがとても好きでした。


・望海風斗 × 彩風咲奈

咲ちゃんが研3の押されているけれどまだまだ可愛くておぼつかない時から見てるので、まさか自分の贔屓の2番手になるとは思っていませんでした。
咲ちゃんは男役としてぐっと頼もしくなっただけでは無く、素ではわりとずっとフラットでたぶん感情の起伏があまり無いタイプなのかな?と思って。
感情に左右されず、淡々と中に熱いものを秘めながら仕事をする、みたいな。
だから、何だか望海さんを見守るナイトみたいに見える。
望海さんも口に出して咲ちゃんへの信頼を述べてるのもいいなあと。

ドンジュアンのときは相性は悪くは無さそうだけれど…?となんとも言えなかったですが、ひかりふるのマキシムとジョルジュを見て、ぐっと関係性が縮まっていて驚きました。本当にこの間柄が好きすぎる。
ファントムのエリックとキャリエールもめちゃくちゃ楽しみ。オサさんとゆみこさんのYou Are My Ownがとにかく好きで聞きまくっていたので、今回の雪組版も本当に楽しみです。
(いつか、望海さんとゆみこさんのYou Are My Own聴けないかなぁ~とひそかに思っています…)

番外編に入れたのはこれからに期待して、というところもあり。


・望海風斗 × 夏美よう

私はリアルに花組時代、一緒だったところは見れなかったのですが。
それでも下級生からずーっと見守ってきてくれたハッチさんが、雪組にきても節目節目で見守ってくれたこと、とても心強くて。
やはり、一番はアルカポネかなあ。ガッツリお芝居、そして望海さんがパパと慕う役。
雪組に組替えして、いきなりの主演。それも初のドラマシティと赤坂ACT。本当に心強かった。
そして、トップお披露目のひかりふるでも重要な役どころとして、支えてくださって。出演者が発表されたときはとてもうれしかったことを今でも覚えています。
望海さんがトップのうちにまた共演してほしいなあ。

 

 


…とまあ、望海さん×○○は際限がなさすぎるので、この辺にしておきます(笑)

はあ~~~、めちゃくちゃたのしかった~!!!(笑)


次は娘役さん。
娘役さんも…夢が広がっていますよね…。たぶんまた自分自身が一番楽しむことになるでしょう(笑)

それでは、また!

 

*1:退団発表の会見や退団日の会見でも望海さんへの感謝を述べてくださっていました

*2:はっきりしたソースは忘れてしまったのですが、確かテキストだったかと…

*3:NOW ON STAGEにて

*4:メランコリック・ジゴロとEXCITER!!